お役立ち情報
2024年8月30日
湿った細長いフンが落ちていたり、夜に甲高い鳴き声が聞こえたりするときは、野生のイタチが住み着いているかもしれません。本記事では、放置の危険性や対処法、業者の選び方などを解説するので、「イタチがいるかもしれない」とお悩みの方はぜひお読みください。
目次
野生のイタチは日本全国に生息しているので、どこにお住まいの方も被害に遭う可能性があります。侵入しているかを判断する際の参考に、ここでは下記3点を紹介していきます。
イタチの見た目や性格、行動パターンを見て侵入対策にお役立てください。
現在日本にいるのは、昔からいる野生のイタチと外来種の2種類です。幅広い地域に生息しています。
北海道・東北 | ニホンイイズナ・キタイイズナ・エゾオコジョ・ホンドオコジョ |
本州 | ニホンイタチ・チョウセンイタチ |
四国 | ニホンイタチ・チョウセンイタチ |
九州 | ニホンイタチ・チョウセンイタチ |
沖縄 | チョウセンイタチ |
詳しくはこちらの「日本に生息するイタチ科の種類とは?駆除方法や予防策を徹底解説」で解説しているので、侵入しているのがどんなイタチか見分けたい方はご覧ください。
実際にイタチを見つけられなくとも、糞を見て他の動物かどうか判断する方法もあります。大きさが6mm程度で細長く湿った糞があったら、イタチがいるのかもしれません。臭いは強く、体毛や種が含まれていることも特徴です。
イタチはほっそりと長い身体と短い4本脚が特徴です。雑食でどう猛なので、ニワトリやウサギなど外にいるペットが襲われてしまうこともあります。
特に、下記の2種類は人里で糞尿被害や食害などをもたらします。
ニホンイタチ | オスで約30~40cm、メスで約25~30cm。チョウセンイタチに比べると一回り小さい。全体的に茶褐色。目の周りがこげ茶色・口の周りは白毛。 |
チョウセンイタチ | オスで約35~45cm、メスで約30~40cm、全黄体的に褐色。目の周りが灰色・ニホンイタチに比べて白っぽい。 |
参考:枚方市「イタチについて」
ニホンイタチとチョウセンイタチを見分けるポイントはしっぽの長さです。ニホンイタチは体に対してしっぽが短く、チョウセンイタチは長いです。体全体はチョウセンイタチのほうが大きいことも特徴です。
どちらも屋根裏や床下などに巣を作ると、自分からは出ていきません。イタチは冬眠しないため、一年中騒音と悪臭に悩まされることになります。
イタチは木だけでなく、垂直の壁へ塀も上ることができ、わずかな隙間から入り込んでしまいます。頭さえ入れば3cm程度の隙間からも侵入可能です。
雨どいや近くの木をつたって、高い位置にある隙間からも入り込むことがあります。屋根裏や壁の中、換気口、窓の隙間から侵入することが多いので、金網や鋼板でふさぎましょう。
野生のイタチが家に入り込むと、下記のような被害が発生する恐れがあります。
ここでは、被害の具体的な内容を解説していきます。
イタチは糞尿を同じ場所にまとめてする習慣があります。悪臭だけでなく、壁や天井が腐ったり、シミができたりしてしまうので、放置しているとリフォームが必要になります。
家の断熱材をかみちぎって巣を作るケースや、配線がかじられるケースもあります。家にダメージがあるだけでなく火災リスクもあるため、早めの対処が必要です。
「キュッキュッ」「ピィー」といった甲高い鳴き声や、足音によるストレスも深刻です。イタチは夜行性なので、夜の不眠の原因になります。
イタチの糞尿には病原菌や寄生虫が含まれています。食中毒の原因になるサルモネラ菌だけでなく、中には命に関わる病気であるレプトスピラ菌やペスト菌、ハンタウイルス、狂犬病ウイルスなどの病原菌も含まれます。
手に触れるだけでなく、糞尿に汚染されたホコリを吸い込むだけでも危険なので、糞尿がある場所に近づく際は手袋・マスク・ゴーグル・長袖長ズボンなどで身体を守ることが大切です。
また、イタチの体に付着したダニやノミによる皮膚炎やアレルギーも起こり得ます。イタチの通り道にもノミやダニが落ちているため、家全体が危険だといえます。
イタチは雑食で農作物を荒らす害獣です。収穫前の作物だけでなく、穴を掘って根菜を食べたり、木に登って果物を食べたりするので、イタチそのものの駆除が必要です。
また、肉食寄りのどう猛な性格であるため、小型犬やウサギ、ニワトリが襲われてしまうこともあります。
生ゴミも被害に遭うので、外に置く際にはフタ付きの容器にしまうことが大切です。食べ物では卵やウインナーなどを好む傾向があります。
野生のイタチに侵入されてしまったら、下記の3点のような対処法があります。
それぞれの方法のメリット・デメリットを紹介していくので、自分に合ったものを選んでいきましょう。
自治体に野生のイタチについて相談すると、駆除業者を紹介されるのが基本です。罠を貸し出してくれる場合もあります。
ただし、自力で駆除する場合は許可の申請が必要です。この許可が降りるまでは1~2週間かかるため、その間に被害が拡大してしまうかもしれません。また、ケガや感染症のリスクがあるので、業者に頼む方がおすすめです。
自治体によっては駆除に関わる費用に対して補助金を出してくれる場合があるので、担当窓口で確認しておきましょう。
イタチの駆除には自治体の許可が必要なので、自力で駆除するよりは害獣駆除業者に頼んだほうがスムーズです。
最初から許可を持っているので即日対応も可能ですし、駆除・消臭・消毒だけでなく、侵入口の封鎖などの再発対策も行ってくれます。
糞尿がしみついてしまっている場合はリフォームも必要ですが、まとめて対処してもらえます。
依頼費用は被害の規模や巣の位置によって変わりますが、7,000円台で対応できるケースもあるので、一度相談することをおすすめします。
駆除の達人は、イタチをはじめとする害獣駆除の専門業者です。電話・LINE・メールフォームでの相談は24時間可能ですので、鳴き声を聞いたときに気軽にご連絡ください。
すぐにイタチを追い出したいのであれば、ホームセンターや通販で買える忌避剤を使う方法もあります。
イタチはミント系の臭い、お酢の臭い、アンモニアの臭いなどを苦手にしているので、これらの臭いを含んだ忌避剤を侵入口や通り道に設置して追い出しましょう。
強い光も嫌がるため、センターライトなどでイタチを驚かせて追い払う方法もあります。
ただし、どちらの方法もすでに巣を作っている段階では戻ってくるリスクが残ります。業者に依頼するまでの一時的な対策や、自分でできる侵入対策として利用するのがおすすめです。
野生のイタチが侵入してしまったら、害獣駆除業者に依頼するのがおすすめです。自力での駆除には自治体の許可が必要になるため、数週間待つ必要があります。その間に糞尿や食害の被害が拡大してしまうかもしれないので、早めに対処しましょう。
業者を選ぶポイントは、下記の3点です。
ここでは、業者を選ぶ際の具体的なコツを解説していきます。
イタチの駆除業者を探す際は、自治体の紹介経由とインターネットの検索経由の2通りの探し方があります。どちらの場合も業者のWebサイトの確認が必要です。
まず、会社住所や代表者氏名、狩猟免許について記載されていないWebサイトは、悪質業者の可能性が高いのでやめましょう。
次に、損害保険の有無をチェックします。イタチの駆除で屋根裏や床下に入ることが多いため、損害補償に入っている業者のほうが安心です。
糞尿被害や食害が深刻な場合は部分的な解体・リフォームをすることになるので、解体工事登録をしているほうがいいでしょう。
また、口コミの確認も大切です。自社サイトに掲載されているものだけでなく、害獣駆除業者を紹介するサイトに口コミがあると安心できます。
口コミを探す際は、Googleなどの検索エンジンに「ハクビシン お住まいの市町村名」を入力して検索する方法がおすすめです。
イタチを駆除する費用は、
といったさまざまな点を確認しないと正確には算出できません。相場を把握するために、無料で現地見積もりしてもらえる業者3~5社に依頼しましょう。
見積書を入手した後は、作業項目をチェックします。他と比べて不自然に工程が少なかったり、合計金額のみしか書いていない場合は契約後に高額な追加料金を請求されることがあります。疑問点について質問したとき、答えてくれない業者も危険です。
反対に、優良業者は作業の内容を説明してくれますし、相見積もりをしていると伝えれば契約を待ってくれます。契約を急がせる業者ほど危険なので、納得できるまで質問することが大切になります。
問い合わせを通して、料金だけではなく対応を比較してから契約しましょう。
イタチを駆除した後は再度侵入されないための侵入対策が必要です。相見積もりの段階で再発保証の有無と内容を確認しておきましょう。
イタチの再発保証には、今回の業者が作業した部分からの再発が対象になる「部分保証」とどの箇所からでも再発した時点で対象になる「侵入保証」の2種類があります。
【イタチの再発保証でチェックしたいポイント】
イタチ被害への対処は早ければ早いほど費用が抑えられるので、定期的に再発をチェックしてくれる業者がおすすめです。
野生のイタチを見つけて駆除・対策が必要な際には、即日駆除も可能な「駆除の達人」をご検討ください。
メールフォーム・電話で24時間問い合わせ可能なので、イタチの被害に気づいた時点でお気軽に相談・無料見積もりをお申し込みください。
【駆除の達人の3つの強み】
駆除費用、殺菌・消毒費用、清掃費用、出張費用、深夜料金、休日料金、すべて込みで7,700円からの対応が可能です。
見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
野生のイタチは日本全国に生息していて、屋根裏や床下などに住み着く可能性があります。放置すると、家屋の状態や人の健康へも悪影響を及ぼす可能性があるので、早めに対処しましょう。
自力での対処は感染症やケガのリスクがあるため、害獣駆除業者の利用がおすすめです。
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