お役立ち情報
2025年1月9日
アライグマが歯をむき出しにしたり、毛を逆立てたり、両腕を上げたりするのは威嚇のサインです。かわいいポーズに思えますが、近づくのは危険です。
本記事では、アライグマの威嚇ポーズを見たり、うなり声を聞いたときの対処法を解説しています。「アライグマが威嚇をしていたけど、どうしよう」と思ったときにご覧ください。
目次
アライグマが威嚇をしているかどうかは、下記の2点で判断できます。
ここでは、アライグマが威嚇しているときの特徴を見ていきましょう。
アライグマは威嚇する際に歯をむき出しにしてうなり声を上げます。背中を丸めて、毛を逆立てることも威嚇の特徴です。
前足を上げたり、仁王立ちして両手を上げたりと一見かわいいポーズをとることもありますが、大変危険なので、その場から離れることが大切です。
威嚇ポーズをしているときは、近づくだけでも襲われるおそれがあるので、ゆっくりと離れます。急いで動くと襲われることに注意しましょう。
アライグマは威嚇するときに歯をむき出しにして「シャー」「ギューッギューッ」といったうなり声をあげます。子育て中は気性が荒いので、うなり声を上げるケースが多いです。
通常時は比較的高い声で「クルル」「グルル」「キュッキュッ」「キュー」などの鳴き声を上げます。この状態でも、人間の姿を見ると威嚇してくることがあるので、近づくのはやめておきましょう。
アライグマはかわいらしい見た目のわりに、気性の荒い動物です。その生態を、下記の三つに分けてみていきましょう。
ここでは、アライグマがどんな動物なのかを紹介していきます。
体の特徴 | 灰色・茶褐色で胴体がふっくらとしている。大きさは50~100cm |
顔の特徴 | 顔の真ん中が黒く、鼻の周りや額は白っぽい。鼻は黒い。耳のフチは白い。 |
しっぽの特徴 | 黒い縞模様がありふっくらとしている。 |
足・足跡の特徴 | 足は5本指で5~7cm程度。肉球と指がくっついた足跡が一列に残る。子どもの手形のような足跡がクッキリと残る |
アライグマは灰色・茶褐色の毛を持ち、胴体はふっくらとして、足は短い動物です。似たシルエットを持つタヌキと比べると、毛の色が白っぽいことで区別できます。
似たシルエットの動物と区別するもう一つのポイントは、耳のフチです。アライグマは耳のフチが白いことが特徴です。
5本指で器用なことも特徴で、足を見れば区別できます。とはいえ、足の指を見るのは危険なので直接見ようとせず、足跡を見ましょう。
アライグマは繁殖力の強い動物で、1回に3~6頭の子どもを産んで生活します。
子育て中は子どもを守るために特に気性が荒いので、人間や外敵が近づくと威嚇ポーズ・威嚇の鳴き声を上げることが多いです。
子育ては母親のみで行いますが、子どもがいるとその分糞尿被害・食害も拡大するため、できる限り子どもを産む前に対処しましょう。
アライグマは雑食で、作物や昆虫をエサにします。特に、トウモロコシ、メロン、スイカ、カボチャなどが好物です。
生ゴミやペットフードも食べてしまうため、外に放置するのは止めましょう。室内に片付けられない場合は、必ずフタ付きの容器でガードします。
小型の哺乳類や鳥も狙われるので、ペットを飼っているご家庭はさらに注意が必要です。鶏小屋や牛小屋が襲われ、噛みつかれたり、感染症の被害に遭ったりするケースもあります。
家の中の木材をエサにすることはありませんが、侵入のために壁を食い破ることはあるので、アライグマが侵入したときは家の壁の被害も考慮した方がいいでしょう。
糞の大きさ・形 | 長さ5cm~18cmで直径2~3cm・細長い形 |
糞の色 | 食べるもので変化 |
糞の臭い | 食べるもので変化 |
糞の特徴 | 虫の羽、動物の骨、植物の種などが混ざっている |
アライグマは糞の臭いや色が食べるものによって変化します。
雑食なので昆虫、動物、植物など様々な種類のものを盗み食いします。色や臭いではなく、細長い形と長さで判断しましょう。
アライグマはエサを食べるときにあまり噛まないので、食べたものの姿が糞に残るのも特徴です。虫の羽、動物の骨、植物の種などが混ざっている糞が落ちていたら、アライグマが侵入している可能性が高いといえます。
アライグマの威嚇ポーズや威嚇の鳴き声を聞いたとき、自分で対処するのは危険です。その理由は、下記の3つに分けられます。
ここでは、アライグマに対処する際の注意点を見ていきましょう。
アライグマはかわいい見た目に反して気性が荒いので、近づくと噛みつかれたり引っかかれたりするリスクがあります。
特に、威嚇のためのポーズをとったり、うなり声をあげたりしている状態は大変危険です。この状態のアライグマを自分で追い出すのは絶対にやめましょう。
アライグマに噛まれると、唾液が傷口の中に入り、狂犬病に感染する恐れがあります。皮膚を触るだけでも、以下の感染症のリスクがあるため、おとなしく見えたとしても抱き上げようとしてはいけません。
【アライグマの唾液や皮膚の接触から感染する病気】
参考:東京都環境局「表.アライグマ・ハクビシンが媒介する主な感染症」
また、アライグマの身体に付着したダニに触れると、下記の病気に感染する恐れがあります。
【アライグマについたダニが持つ病気】
参考:東京都環境局「表.アライグマ・ハクビシンが媒介する主な感染症」
皮膚にダニがふれるだけでも感染するかもしれないので、近づくのも捕獲するのも危険です。どうしても近づかなければいけない場合は、長袖と長ズボン、防止、ゴーグル、マスク、長靴で身体を保護しましょう。
その服装でも噛みつかれればケガをするので、自力での駆除・捕獲はおすすめしません。
駆除の達人は、アライグマをはじめとする害獣駆除の専門業者です。電話・LINE・メールフォームでの相談は24時間可能ですので、アライグマの姿を見たり、威嚇のための鳴き声を聞いたときに気軽にご連絡ください。
アライグマの糞尿には下記のような感染症の病原菌が含まれているので、糞尿を取り除いた後に必ず消毒しなければいけません。
【アライグマの糞を媒介にする病気】
参考:東京都環境局「表.アライグマ・ハクビシンが媒介する主な感染症」
アライグマやアライグマに付着したダニを媒介にする病気は、糞尿に汚染されたホコリを吸い込むことでも発症します。もし糞尿に近づく場合は、必ず長袖と長ズボン、帽子、ゴーグル、マスク、長靴で身体を保護しましょう。
高濃度のアルコールで消毒した後には、消臭が必要です。アライグマの糞の臭いをそのままにしていると、人間にとってストレスになるだけでなく、ハエやゴキブリなどの害虫が寄ってきます。
このような害虫による二次被害を防ぐためにはしっかりとした消臭が必要ですが、自力では落としきれない臭いもあります。
芳香剤で打ち消そうとしても不十分なことがあるので、落としきれないと感じた場合はアライグマ駆除業者への依頼をおすすめします。
アライグマを駆除・捕獲した後には侵入経路の封鎖が必要です。約10cmのすき間があれば侵入してしまう上、壁を食い破って侵入することもあるため、金属でしっかりと封鎖しなければいけません。
アライグマが侵入しやすいのは、下記のような場所です。
【アライグマの侵入しやすい箇所】
侵入口の封鎖には、パンチングメタル(穴の開いた金属製の板)や金網を使います。アライグマは力が強いので、防獣ネットはあまりおすすめしません。
しかし、金属を使った封鎖は個人では難しい上、屋根の周りなど高所での作業は転落事故の危険があります。駆除・消毒・消臭のすべてができるアライグマ駆除業者に、侵入口の封鎖まで頼むことをおすすめします。
アライグマの威嚇ポーズを見た際、自分で対処しようとしてはいけません。近づくとケガをする恐れがあるため、専門の駆除業者に依頼しましょう。業者を選ぶ際は、下記の3点を意識します。
ここでは、業者を選ぶコツを見ていきましょう。
アライグマの駆除業者は、市役所で紹介してもらうか、インターネットで検索するかのどちらかで調べるのがおすすめです。どちらの方法で探したとしても、業者のホームページのチェックは大切です。
まず、住所・代表者氏名などの基本的な情報を確認しましょう。記載がない場合は、信用できない業者です。
次に確認するのは狩猟免許の有無です。アライグマの駆除・捕獲は無許可でできないので、必ず資格を持つ業者である必要があります。
糞尿被害がひどい場合は、解体工事登録の有無も確認しましょう。薬剤で落としきれない汚れや臭いは解体・リフォームが必要になるので、解体工事登録を持つ業者に頼んだ方がスムーズです。
最後に、損害賠償保険に加入している業者だとより安心なのでチェックすることをおすすめします。アライグマの駆除には屋根裏や床下に入るため、家を壊してしまう可能性もあるためです。
ホームページで基本的な情報をチェックした後には、実績を見ていきましょう。できるなら、アライグマ駆除の実例が多い業者に頼めるのがベストです。
最後に、口コミをチェックしておきます。自社サイト以外にも、害獣駆除業者を紹介するサイトや一括見積サイトに口コミのある業者だと、安心して見積もり依頼を出せます。
アライグマの駆除業者と契約する前に、3~5社程度に相見積もりを依頼することがおすすめ。
アライグマの駆除費用は、使う薬剤の量や封鎖する侵入口の数など、現場を見ないと分からない要素によって決まります。無料で現地見積もりしてくれる業者を選び、相場を把握していきましょう。
【アライグマ駆除の作業内容・相場】
見積書の作業内容を比較して、他と比べて作業の数が不自然に少なかったり、合計金額しか書いていない業者は危険です。契約後に「現地で追加の作業が発生した」と言って高額請求を行う悪質な業者かもしれません。
それ以外にも、他と比べて異なる点や気になる点があったら、納得できるまで問い合わせていきましょう。問い合わせを嫌がる業者は、悪質な業者の可能性が高いためです。
逆に優良な業者は問い合わせに丁寧に対応してくれますし、相見積もり中だと伝えれば値下げしてくれることもあります。
アライグマを駆除してもらった後は、侵入口の封鎖が必要です。再発保証自体はどの業者もあるので、その内容と期間をチェックしておきましょう。
再発保証の内容・種類は、侵入口の封鎖を担当した業者が作業した部分からの再発に対応する「部分保証」とどの侵入経路でも再発した時点で対応してくれる「侵入保証」の2種類です。
そのほか、下記のポイントをチェックするのが大切になります。
【アライグマの再発保証のチェックポイント】
アライグマへの対処は、早ければ早いほど糞尿被害や依頼費用を抑えられます。定期的に侵入や封鎖箇所の劣化を確認してくれる業者に依頼すれば、早期に発見できるのでおすすめです。
アライグマの威嚇ポーズを見たり、威嚇の鳴き声を聞いたときは、即日駆除も可能な「駆除の達人」をご検討ください。
メールフォーム・電話で24時間問い合わせ可能なので、鳴き声に気づいた時点でお気軽に相談・無料見積もりをお申し込みください。
【駆除の達人の3つの強み】
駆除費用、殺菌・消毒費用、清掃費用、出張費用、深夜料金、休日料金、すべて込みで7,700円からの対応が可能です。
見積もり料金は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
アライグマの威嚇ポーズは両手を上げて立つ一見かわいらしい姿です。しかし、近づくだけでも襲われるおそれがあるので、近づくのは止めましょう。
自分で追い出そうとしてケガをすると、狂犬病をはじめとする危険な感染症のリスクがあります。安全のために、アライグマの姿を見たら、専門の駆除業者に頼んで対処してもらうことをおすすめします。
よく読まれる記事