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2025年1月9日

アライグマとハクビシンの違い【特徴と見分け方や対応策を解説】

アライグマとハクビシンは、どちらも毛がくすんだ茶色系の害獣で、好む食べ物や侵入経路が似ています。しかし、体つきや足跡、糞尿の特徴など違う点はいくつもあるので、コツをつかめば見分けられます。

本記事では、アライグマとハクビシンの特徴や見つけた際の対処法、対応できる業差の選び方などを紹介しているので、ぜひご覧ください。

アライグマとハクビシンの見た目・習性の違い

アライグマとハクビシンはどちらもくすんだ褐色っぽい身体をしています。一見よく似ていて見分けがつきにくいですが、見分けるポイントを知れば簡単に区別できます。

  • アライグマとハクビシンの見た目の違い
  • アライグマとハクビシンの習性の違い

ここでは、アライグマとハクビシンを見分けるコツを見ていきましょう。

アライグマとハクビシンの見た目の違い

アライグマハクビシン
体の特徴灰色・茶褐色で胴体がふっくらとしている。大きさは50~100cm灰褐色で足が短く、胴体は長い。大きさは90~110cm
顔の特徴顔の真ん中が黒く、鼻の周りや額は白っぽい。鼻は黒い。耳のフチは白い。額から鼻にかけて白い線がある。鼻はピンク色。耳は黒い。
しっぽの特徴黒い縞模様がありふっくらとしている黒くて細長い
足・足跡の特徴足は5本指で5~7cm程度。肉球と指がくっついた足跡が一列に残る。子どもの手形のような足跡がクッキリと残る足は5本指で4~5cm程度。前足の後は小さめ、後ろ足は縦長。肉球と指が離れた形の足跡が一列に残る

アライグマとハクビシンの違いは体つきにあります。アライグマは全体的に丸く、ハクビシンに比べると足が長いです。ハクビシンは全体的に細長く、足が短いです。

見分ける際には、しっぽに注目しましょう。アライグマは黒いシマシマ模様のふっくらしたしっぽをしています。一方、ハクビシンは先が黒い細長いシッポをしています。

他にも分かりやすい特徴は、耳のフチです。アライグマの耳のフチは白く、ハクビシンの場合は黒いです。

足跡が残っていれば、より見分けやすいです。アライグマは肉球と指がつながっていて、ハクビシンは離れています。ただ、足を直接見るのは危険なのでやめましょう。

アライグマとハクビシンの習性の違い

アライグマは夜行性で、木登りと泳ぎが得意です。自分で穴を掘ることはありません。

ハクビシンも夜行性で、木登りが得意です。ただし、泳ぎは得意ではないし、穴掘りは苦手です。

どちらも薄暗く、身体を隠せる場所を住処にするため、天井裏や床下に侵入されないように注意することが大切です。

アライグマとハクビシンの糞尿被害の違い

アライグマとハクビシンはどちらも一か所に糞をする「ため糞」の習性があります。見分けるなら、糞の特徴で区別していきましょう。

  • アライグマによる糞尿被害の特徴
  • ハクビシンによる糞尿被害の特徴

ここでは、それぞれの糞の特徴を解説していきます。

アライグマによる糞尿被害の特徴

大きさ・形長さ5cm~18cmで直径2~3cm・細長い形
食べるもので変化
臭い食べるもので変化
特徴虫の羽、動物の骨、植物の種などが混ざっている

詳細:庭の動物の糞の見分け方【対処法・業者の選び方を解説】 | 駆除の達人

アライグマはエサを食べるときにあまり噛まないまま飲み込んでしまうので、食べたものの形が残っているケースが多いです。

色や臭いは食べた物で変わるので、細長い形をしているかどうかで見分けていきましょう。糞はベランダや庭の目立つ場所で見られます。

ハクビシンによる糞尿被害の特徴

大きさ・形棒状で5~15cm程度
黒・茶色
臭い他の動物と比べると臭いが強くない
特徴種子が混じっている

参考:ハクビシンの糞に必要な対策【消毒・駆除・業者選びのポイントを解説】

ハクビシンの糞は果物の種が混ざっていることが多く、色は黒や茶色です。アライグマと同じく棒状なので、糞の中に混ざったもので区別していきましょう。

糞をする場所はベランダや天井裏、庭の身を隠せる場所などです。果物を多く食べている場合、糞の臭いがアライグマに比べると控えめなことがありますが、一か所にまとめて糞をする「ため糞」の習性があるため、時間が経てば経つほど悪臭の被害は深刻になります。

害獣駆除には「駆除の達人」がおすすめ

駆除の達人は、アライグマやハクビシンなど、害獣駆除の専門業者です。電話・LINE・メールフォームでの相談は24時間可能ですので、アライグマやハクビシンを見たときには気軽にご連絡ください。

アライグマとハクビシンの家・畑への被害の違い

アライグマとハクビシンはどちらも畑の作物を食べてしまう害獣です。家の配線などをかじられてしまうこともあります。

  • アライグマによる家・畑への被害の特徴
  • ハクビシンによる家・畑への被害の特徴

ここでは、それぞれの好む作物や被害の特徴を見ていきましょう。

アライグマによる家・畑への被害の特徴

アライグマは雑食で、作物や昆虫をよく食べています。特に、トウモロコシ、メロン、スイカ、カボチャなどが好物です。

アライグマは器用なので、中身だけをくりぬいて食べることができます。スイカなどに5cm程度の穴があり、中身だけを食べられているときはアライグマの侵入を疑いましょう。トウモロコシの場合、茎を完全に倒して外皮をむいて食べることがあります。

参照:環境省「特定外来生物アライグマ」

また、小型の哺乳類や野鳥も食べてしまうので、外で犬や家畜を飼っている場合は襲われる恐れがあります。鶏小屋に忍び込み、鶏と卵を食べることもあります。

なお、家の木材を食べはしませんが、侵入のために壁を食い破ることはあります。ひっかき傷ができることもあるので、室内に侵入した際は早めに追い出すことが大切です。

ハクビシンによる家・畑への被害の特徴

ハクビシンは雑食で、果物や野菜を好んで食べます。特に、リンゴ、バナナ、トウモロコシ、スイカなどの甘い作物が好物です。

ハクビシンがスイカを食べるときは、穴をあけて頭を突っ込んで中身を食べます。アライグマと比べて、大きな穴が開くのが特徴です。

トウモロコシの場合、茎を斜めに倒して身を食べることがあります

参照:農林水産省「第Ⅱ章 被害防止対策」

ハクビシンは臆病な動物なので、ペットを食べようとして襲うことはありません。小動物や小鳥を食べることはあっても、犬や猫を狙うことはありません。

しかし、臆病な分テリトリーを侵された際にはパニックになって襲ってくることがあるため、ハクビシンが侵入している場合は注意しましょう。

なお、家の中の木材をエサにすることはありませんが、家の断熱材をはがして巣材にすることがあります。配線をかみちぎってしまうこともあるので、家に侵入された際には被害状況をチェックする必要があります。

アライグマとハクビシンの鳴き声の違い

ハクビシン

アライグマとハクビシンはどちらも夜行性で、夜に鳴き声がすることがあります。

  • アライグマの鳴き声の特徴
  • ハクビシンの鳴き声の特徴

ここでは、それぞれの鳴き声の特徴とどんなときに鳴くのかを見ていきましょう。

アライグマの鳴き声の特徴

通常の鳴き声大人:「クルル」「グルル」「キュッキュッ」「キュー」子ども:「クルクル」
威嚇・ケンカ中の鳴き声「シャー」「ギューッギューッ」

駆除の達人|アライグマ鳴き声の特徴は?【普段・怒ったときの違いや対処法を解説】

アライグマは夜間に比較的高い声で小刻みに鳴きます。

あまり鳴き声を上げることはないですが、子育て中は鳴き声が聞こえる機会が増えます。子どもが親を探したり、空腹を訴えたりするためです。

ハクビシンの鳴き声の特徴

通常の鳴き声大人:「キュンキュン」「キューキュー」子ども:「キューキュー」「クルルル」「ピーピー」
威嚇のための鳴き声「グルル」「シャー」「ガアッ」
ケンカ中の鳴き声「キーキー」「キャーッ」

駆除の達人|ハクビシンの鳴き声への対処法|判別の仕方や業者の選び方も解説

ハクビシンは夕方から夜にかけて鳴き声を上げます。高い声で鳴き、猫に似ているともいわれます。

ハクビシンの鳴き声は長く連続するため、他の動物と聞き分けるポイントといえます。

あまり鳴くことはないですが、子育て中は鳴き声を上げる機会が増えます。子どもが親を探すために鳴き声を上げることもあります。

アライグマとハクビシンの侵入経路の違い

アライグマとハクビシンの侵入経路は似ています。どちらも小さい隙間から張り込んでしまうので、疑わしい部分を封鎖していくのが必要です。

  • アライグマの侵入経路の特徴
  • ハクビシンの侵入経路の特徴

ここでは、アライグマとハクビシンの侵入経路について見ていきましょう。

アライグマの侵入経路の特徴

アライグマは約10cmのすき間があれば侵入してしまう動物です。力が強いので、壁を食い破って侵入するケースもあります。

【アライグマの主な侵入口】

  • 換気口
  • 壁の穴
  • 床の通気口
  • 屋根の重なり
  • 増築部分のすき間

参照:駆除の達人 アライグマ

木登りが得意でジャンプ力があるので、木や建物を伝って屋根から侵入することも多いです。

ハクビシンの侵入経路の特徴

ハクビシンは約8~9cmのすき間があれば侵入してしまう動物です。建物が経年劣化した部分から侵入するケースもよくあります。

【ハクビシンの主な侵入口】

  • 基礎コンクリートの通風口
  • 朽ちた外壁などの穴
  • 屋根と屋根が重なっている奥に開いた空間
  • 増築をした接続部分にできた空間

参考:酒田市公式サイト  ハクビシンにご注意ください

ハクビシンは木登りが得意な上にバランス感覚に優れているので、電線のように細いものを伝って侵入するケースにも注意が必要です。

アライグマやハクビシンを駆除する業者の選び方

ポイント

アライグマやハクビシンは鳥獣保護法で保護されているので、自分で駆除・捕獲はできません。市役所に申請すれば捕獲することもできますが、時間がかかる上、ケガのリスクがあるため、駆除業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼する際には、下記の3つの点を意識していきましょう。

  • 駆除に必要な資格や実績と口コミを調べる
  • 相見積もりで作業内容・料金を比較する
  • アフターケアの内容・期間をチェックする

ここでは、害獣を駆除する業者を選ぶコツを紹介していきます。

駆除に必要な資格や実績と口コミを調べる

アライグマやハクビシンの駆除業者は「駆除したい動物の名前 お住まいの地域名」などのキーワードをGoogleなどの検索エンジンに入力して探すのが一つの方法です。自分でいい業者を見つける自信がない場合は、市役所に紹介してもらいましょう。

どちらの方法でも、ホームページで下記の情報をチェックしていくことが大切です。

【アライグマ・ハクビシンの駆除業者のチェックポイント】

住所・代表者氏名など基本情報記載がないと信用性が低い
狩猟免許アライグマ・ハクビシンの駆除・捕獲に必要
解体工事登録糞尿被害による解体・リフォームのために必須
駆除実績アライグマ・ハクビシンのどちらが得意化をチェックするのに役立つ

上記の許可以外にも、損害賠償保険に加入している業者だとより安心できます。アライグマ、ハクビシンは屋根裏や床下に住み着きます。追い出す際に家を壊してしまうこともあるので、保証がある業者がおすすめです。

最後に、口コミを見て信頼性が高い業者か判断しましょう。自社サイトに掲載されているものだけでなく、害獣駆除業者を紹介するサイトや一括見積サイトに口コミのある業者だとより安心できます。

相見積もりで作業内容・料金を比較する

アライグマ・ハクビシンの駆除業者を探す際は、3~5社程度に相見積もりを依頼することをおすすめします。

小型の害獣の駆除費用は、糞尿被害の面積や封鎖する侵入口の数など、現地を見ないと算出できません。現地で無料見積もりしてくれる業者を選び、相場を把握していきましょう。

見積書がそろったら、下記の点をチェックしていきます。

【見積書のチェックポイント】

  • 他と比べて不自然な作業はないか
  • 他と比べて極端に安くはないか
  • 作業の内訳が記載されているか
  • 追加作業の料金について記載があるか

アライグマ、ハクビシンの駆除業者の中には「作業中に追加の作業が必要になった」として高額請求を行う悪質な業者もいます。このため、極端に安い業者や合計金額のみしか記載していない業者への依頼は危険です。

他にも納得できないことがあったら、契約前に問い合わせるのが大切です。悪質な業者は契約を急がせがちですが、優良な業者は問い合わせを嫌がらないので、コミュニケーションをとって確認していきましょう。

アフターケアの内容・期間をチェックする

アライグマ、ハクビシンの駆除が終わったら、侵入口を封鎖して再度を防ぎます。侵入口の封鎖自体はどの駆除業者も行うので、まずは保証の種類をチェックします。

部分保証自分達が封鎖した箇所からの再発に対応できる
侵入保証どの侵入経路からの再発でも対応できる

保証の種類が分かったら、保証期間や再発後の対応を確認します。

さらに、定期チェックの有無も大切です。

侵入口を封鎖した金属は劣化しますし、アライグマもハクビシンも早期発見・対処するほどに駆除費用が安くなるので、定期点検がある業者の方が安心できます。

アライグマ・ハクビシンの駆除には駆除の達人をご検討ください

駆除の達人をご検討ください

アライグマやハクビシンを見つけて駆除・対策が必要な際には、即日駆除も可能な「駆除の達人」をご検討ください。

メールフォーム・電話で24時間問い合わせ可能なので、鳴き声に気づいた時点でお気軽に相談・無料見積もりをお申し込みください。

【駆除の達人の3つの強み】

  • 最短20分で到着
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  • 最長10年間の再発防止保証あり

駆除費用、殺菌・消毒費用、清掃費用、出張費用、深夜料金、休日料金、すべて込みで7,700円からの対応が可能です。

見積もり料金は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

アライグマとハクビシンは「見た目がかわいらしい小動物」という点で似ているように思えますが、よく見ると見分けるポイントが多いです。

どちらも駆除が必要なので、どちらか区別できないときはアライグマにもハクビシンにも対応できる駆除業者を選びましょう。